フリーランスを検討している会社員、または会社員を目指したり戻るか迷ったりしているフリーランスの方はいませんか?
フリーランスにも会社員にもそれぞれメリットがあるので、どちらの働き方が良いという答えはありません。重要なのは、自身がこだわるポイントを比較して、フリーランスなのか会社員なのか「自分に合った働き方を選択する」ことです。
このページでは、フリーランスと会社員の5つの比較ポイントを紹介します。また、フリーランスになる方法なども解説するので、自分に合った働き方を知るための参考にしてみてください。
フリーランスと会社員の5つの比較ポイント
「現状の働き方は自分らしくない」「今の職場が自分に合わない」などの悩みや将来への不安があるなら、フリーランスとして独立しるか転職を検討するでしょう。
ただ、自分にはどんな働き方が合っているのかは、何を基準に選べばいいのでしょうか。どちらを選ぶべきか判断するには、フリーランスと会社員の特徴を理解して比較する必要があります。
- 収入を得る方法
- 働き方
- 人間関係
- 取引や契約周りの業務
- 税金周りの業務
簡単に比較すると以下のようになります。
比較ポイント | フリーランス | 会社員 |
---|---|---|
収入を得る方法 | 仕事をした分の報酬 | 給料として固定収入 |
働き方 | 比較的自由 | 会社により決まっている |
人間関係 | 選べるため悩みは少ない | 悩みやすい |
取引や契約周りの業務 | 自分で対応 | なし。会社と雇用契約 |
税金や保険周りの業務 | 自分で対応 | すべて会社が対応 |
ここでは、ポイントごとにフリーランスと会社員を比較していきます。
収入を得る方法|収入アップの可能性も比較
- フリーランス:仕事をした分の報酬
- 会社員:給料として固定収入
フリーランスには年間や月の固定給はなく、仕事をした分の報酬を得る働き方です。一方の会社員は、毎月決まった固定給を会社から受け取ります。
フリーランスでも業務委託などで、毎月決まった報酬を受けるケースもありますが、その仕事とは別に報酬を受けるための仕事を行うことも可能です。
会社員は、副業などをすれば別ですが、一般的には勤務する会社からのみ給料を受け取ります。
比較すると、いくら稼げるか基準のないフリーランスよりも会社員のほうが安定しています。ただ、大きく稼げるようになる可能性が高いのはフリーランスといえます。
会社員は安定していて昇給もありますが、転職でもしない限り年収が一気に上がることはありません。フリーランスは安定はしていませんが、働けば働くほど収入を得られます。
また、フリーランスは経験や実績を重ねることで、収入アップが見込めるのも特徴です。
働き方|フリーランスは比較的自由
- フリーランス:比較的自由
- 会社員:会社により決まっている
フリーランスは、働く場所も稼働日数も時間も比較的自由です。一方、会社員は、オフィスも出勤日数も就業時間も会社により決められています。
フリーランスでも、例えばエンジニアなどの常駐案件なら場所や時間が決まっているケースもありますが、リモート案件も多数あるので比較的自由な働き方が可能です。
会社員は、働き方を選べません。
人間関係|フリーランスにも悩みはある?
- フリーランス: 選べるため悩みは少ない
- 会社員:悩みやすい
フリーランスは、仕事をする人を選べるので人間関係の悩みをある程度は抑えられます。会社員は、比較的悩んでいる人が多い傾向が見られ、男女ともに人間関係を退職理由としている人も少なくありません。
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ただ、フリーランスに人間関係での悩みがないわけではありません。自由な働き方ですが、さまざまな人脈を活かして案件を獲得する必要があります。そのため、合わないと感じた人でも、ある程度は我慢して付き合うケースもあるのです。
また、リモートの仕事では人には会いませんが、メールやチャットでのやり取りは頻繁に行います。文字では感情がわからないので、相手の言い回しによっては腹が立ったり悩んだりする人も少なくありません。
取引や契約周りの業務|責任の重たさは?
- フリーランス: 自分で対応
- 会社員: なし。会社と雇用契約
フリーランスは、案件ごとに業務委託契約を結ぶなど、全ての業務を自分で対応します。会社員は、入社のときに会社と雇用契約を結ぶため、特に自分から契約業務を行うことはありません。
フリーランスは、個人として契約するため責任が重い働き方です。もし、仕事で不備があり誠実に対応しなければ、契約内容によっては報酬を受けられなかったり損害賠償を請求されたりするケースもあります。
会社員の場合も会社の規則に従わなかったり犯罪を犯したりした場合は契約を切られ解雇されるケースもありますが、仕事のミスで給料を貰えなかったり契約を切られたりする可能性は高くありません。
会社員は、労働基準法など法律に守られている働き方です。
税金や保険周りの業務|制度も会社員のほうが充実
- フリーランス: 自分で対応
- 会社員: すべて会社が対応
フリーランスは、税金や保険の手続きなどを自分で行うのに対し、会社員はすべて会社が対応します。会社員は税金の納め忘れはありませんが、フリーランスには申告漏れなどのリスクも少なくありません。
フリーランスは年間の売上を翌年の2月16日から3月15日まで(曜日によって前後)に、税務署へ確定申告します。会社員は、その年分の給与所得を年末調整として会社が処理します。
健康保険や年金保険は、会社員では会社が半分負担することになっていますが、フリーランスは全額自分で納めなければなりません。
会社員は雇用保険に加入しているので失業したときは失業保険を受給できます。一方の、フリーランスは雇用保険に加入できません。
会社員からフリーランスになるための2つの方法
前章の比較ポイントをまとめると、フリーランスは自由な働き方で収入アップが見込める働き方、会社員は安定し制度などにも恵まれた働き方でした。
ただ、自由な働き方や収入アップと聞くと、会社員からフリーランスを目指したいという人も少なくないでしょう。では、会社員がフリーランスになるには、どのような方法があるのでしょうか。
会社員がフリーランスになる方法は、以下の2パターンです。
- 今の仕事のスキルや経験を活かして独立する
- 新たにスキルを身につけて独立する
ここでは、それぞれの方法を紹介します。
今の仕事のスキルや経験を活かして独立する
今の会社でやっている仕事のスキルや経験を活かして、フリーランスとして活動する方法があります。現在の仕事を活かすなら、在職中に人脈を広げておけば、独立後もスムーズに仕事を獲得できる環境をつくれるでしょう。
ただ、フリーランスは固定給がない働き方です。そのため「稼げるか心配」「会社を辞めて路頭に迷ったらどうしよう…」などの不安もあるでしょう。
その場合は副業案件などを受けてみて、安定して稼げるようになってからフリーランスを検討す方法もあります。副業案件を探すなら、クラウドソーシングサービスがおすすめです。
案件の種類や難易度の幅が広いので、初心者や未経験者が受けられる案件も多数扱っています。例えば、国内利用者数No.1のクラウドワークスや、国内最大級のサービスランサーズなどがおすすめです。
また、フリーランスとして十分なスキルや経験があるなら、フリーランス案件を紹介してくれるサービスを活用するのもおすすめです。フリーランス案件は副業案件よりも単価が高いので、安定して稼げるようになります。
フリーランス案件を探すなら、手厚いフォロー体制で安定して仕事を受けられるFREE-DAや、週2〜3日稼働案件で副業にも活用できるITプロパートナーズがおすすめです。
新たにスキルを身につけて独立する
未経験職種でフリーランスを目指すなら、新たにスキルを身につけて独立する方法もあります。
例えば、プログラミングスクールに通ってスキルを学び、フリーランスを目指すなどです。スキルを身につけた後、案件を紹介してくれるスクールもあるので、すぐにフリーランスとして活動することもできます。
また、スキルを身につけても、すぐにフリーランスとして活動するのが不安なら、身につけたスキルを活かして転職する方法もあります。転職先でスキルを磨き経験を重ねれば、自信をもってフリーランスになれるでしょう。
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