サラリーマンは素ではやってられません!サラリーマンは演じるものです!
これは、顧客と接するときは当たり前ですが、社内でも素の自分など出せないケースも少なくありません。
「こんなの自分じゃない…」「こんなの人間らしくない」など、若い会社員は感じてしまうでしょう。
このページでは、サラリーマンなぜ演じなければならないのか、20代の若手社員の「こんなの自分じゃない」という考えは正しいのか、などを考えていきます。また、演じきれない場合の対処法なども参考にしてください。
サラリーマンは演じる覚悟が必要!職場の現状とは
サラリーマンが演じる必要があるのは、職場環境による影響が大きいといえます。
ここでは、私が会社員時代に体験したことを絡めながら、よくある職場の現場を説明し、我慢すべきかどうかを考えていきましょう。
気を遣う相手は顧客より社内?社内接待という現状
社内接待のために、顧客より上司を優先する会社もあります。
私が働いていた会社は、全国に支店や営業所のある会社でした。
とにかく社内接待が盛んな会社で、顧客との約束を変更してまで上司を接待するような会社です。
上司が会社の経費でさらに上の上司を接待する形で、私はその席へ接待する側の上司の部下として同席する機会が多くありました。
上司にとっては、さらに上の上司に気に入られて出世したいということだと思います。私はその会社に入るまで、社内接待は映画やドラマだけの話だと考えていたので、当初は驚きました。
上司は、さらに上の上司のツマラナイ話に大爆笑したり、褒めちぎったりします。
自分が上司だったら、褒め方が異常過ぎてバカにされている気分にしかならないことです。
仕事の優先順位も社内向け…
仕事の優先順位も社内向けのものが上位で、顧客への対応が遅れることも珍しくありません。
とにかく毎日さまざまな部署から、一斉メールで仕事には全く関係ない、「○○部長から依頼の」とか「○○取締役からお願い」など、アンケートや感想などを書けと期限付き依頼が次々に飛んできます。
期限を過ぎると、遠慮なく催促のメールまで…。
しかも、そのメール送信を任されているだけの、なんの仕事をしているか分からない部署の平社員が、まるで権力者のような振る舞いで催促してきます…。
他にも社内向けの提出物が異常な量を占めているにも関わらず、通常業務もあるので週休2日で1日8時間労働では絶対に終わらない量でした。
さらに、「〇〇取締がいらっしゃったから全員会議室に集合」など、顧客との打ち合わせがあっても何のためなのかわからない会議を優先させるなど、本当に仕事の邪魔をしている環境でしかありません。
この会議も、議事録を作成し「会議をやりました」という実績づくりで、上に報告したい上司がさらに上の上司から評価を受けるものです。
職場の現状は我慢すべき?どこの会社でも同じ?
職場での理不尽は「会社員なら当たり前」という人も多いと思います。私も、当初はそう感じていました。
しかし、当時の私は転職したことで「会社員なら当たり前」ではない、と知ることができたのです。
どこの会社も同じ、なんてことはありません。どちらかというと、どこの会社も違います。
転職の経験がなく、職場の理不尽に対し「仕事だからしょうがない」と考えるのは、その会社だけの常識です。転職することで、まったく違う環境になります。
「こんなの自分じゃない」と考えてしまう会社と、そうでない会社があるのです。
そのため、自分では当たり前と感じない会社で働き続けるには、サラリーマンを演じるしかありません。
20代の若い社員の「こんなの自分じゃない」は正しいのか
演じなければいけない会社に就職し、「こんなの自分じゃない」と悩んでいる20代の若手社員も多いでしょう。
嫌でも、サラリーマンは演じる必要があるのでしょうか。それとも「こんなの自分じゃない」が正しいのかを考えてみます。
その会社で働き続けたいなら演じるしかない…
その会社で働き続けたいなら、その職場環境に従いサラリーマンを演じるしかありません。
残念ながら、会社によっては一社員の意見など聞いてくれせんし、意見は邪魔としか考えていない会社もあります。
このような会社に就職しサラリーマンとして演じきれず「こんなの自分じゃない」と考えるなら、転職するしか方法はありません。
演じられるか、演じられないかです。
サラリーマンとして生きるなら演じきる覚悟が必要
とにかく、入った会社にもよりますが、会社の歴史が長く規模が大きければ大きいほど、自分の意見なんて誰もいいませんし聞いてもくれません。
表向きだけは、社員第一としていますが…。
なぜ、不満を感じながらも我慢して働けるのかは、サラリーマンとしての経験にプライドを持って演じているからです。
素の自分では、まったく目立ちませんし誰も自分のことなんて理解してくれません。
サラリーマンとして出世し会社員人生を全うしたいのなら、サラリーマンとしてのノウハウや経験を重ね、それらを活かし演じきる覚悟が必要です。
ただ、どうしても会社に違和感があるなら、できるだけ早めに転職することをすすめします。
実際に、私はこんな「サラリーマンは演じるべき!」などの記事を書いていながら、会社に我慢できず転職した経験がある身です…。転職することで、働きやすくなりました。
入社したばかりの若い社員にとっては、知らない上司の機嫌を取る飲み会なんて、初めて見たらドン引きか大爆笑です。
すぐに慣れますが…、だからみんな違和感がなくなってしまうのです。
演じきれないなら自分にマッチした会社や仕事に転職しよう
サラリーマンをどうしても演じきれない…、という会社員は多いと思います。
そして、転職しても「また同じような職場だったら…」と考えると不安を感じてしまうでしょう。
ここでは、自分の希望を伝えたうえでマッチした企業を紹介してきれる、転職支援サービスを紹介します。
自分にピッタリな職場で働ける!転職エージェント
転職エージェントは、自分にマッチした企業への転職をサポートしてくれるサービスです。
多くの業種への転職をサポートするサービスや、ひとつの職種に特化したサービスなど、さまざまな転職エージェントがあります。
会社を辞めれないなら「退職代行サービス」を活用
退職代行サービスは、その名の通り自分の代わりに退職の意思を会社へ伝えてくれるサービスです。
以下のような方にオススメのサービス!
- 退職の意思を上司へ伝えられずに困っている…
- 退職の意思を伝えたのに辞めさせてもらえない…
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- 保険証などの面倒な事務手続き方法も教えてくれる
- 会社の人と会うことも話すこともなく退職可能
- 有休休暇の取得連絡もしてくれる
- サービスによっては弁護士や労働組合が会社と交渉してくれる
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引用元:ネルサポ公式HP
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まとめ|20代の若いうちからキャリアプランを考えて行動しよう
演じきれるならその会社でサラリーマンとして生きて、ダメなら転職を検討しましょう。
大きな会社に入って「自分に合わない」など、若い社員同士で愚痴るくらいはいいですが、30代40代にもなって会社の愚痴ばかりいう人の話など誰も聞いてくれません。
みんな我慢してプライドを持ってサラリーマンを演じているのですからです。
先輩社員で、よく「俺は出世なんてしなくていい、ただ金のために会社に来てやってる」といってた人がいました。人それぞれなので、別に間違ってないとは思います。
しかし、出世しなくていいという考えは、サラリーマンではあってはなりません。仕事をするから出世するが前提なので、仕事をしないと宣言しているようなものです。
出世するくらいの仕事をしなければ、サラリーマンとして仕事を全うしてるとはいえません。出世するくらいその会社で演じきれないなら、早めに転職することを考えましょう。
とにかく演じながらも自分のキャリアプランを、若いうちから考えて行動することをおすすめします。