希望に満ちて就職した新入社員などの若い会社員が、数年足らずで退職してしまうとよく耳にします。
そんな若い会社員に対し、今の若い奴らは「やる気がない」や「根性がない」とか「我慢強くない」などと言う人も少なくありません。
確かにそうかもしれませんが、今40代の私が若いときにも「今の若い奴らは」というフレーズをよく耳にしたものです。
私も若い頃に会社を辞めて転職した経験がありますが、当時も「根性がない」など言われていたと思います。
話が逸れましたが…。
若い社員が会社を辞めるの理由に「面倒くさい先輩社員がいて嫌だ」ということも多く聞かれます。
仕事もしないで愚痴ばかり言う割に、会社を辞めずにいる中堅社員などのことです。
今回は、会社にいても仕事もしないで愚痴ばかり言う先輩社員の特徴と、その会社に入社してしまった場合どうするべきか、を考えていきましょう。
若い社員に悪影響!ネガティブな先輩社員の特徴
私が社会人になる前にイメージしていた先輩社員と、社会人になって感じた先輩社員のイメージは、全然違いました…。
ここでは、若い社員が会社を辞める理由にもなる、ネガティブな先輩社員の特徴を挙げていきます。
後輩社員も同じ気持ちだと考えている
ネガティブな先輩社員は後輩社員と一緒にいるとき、会社の愚痴やヤル気のないネガティブな言葉を並べます。
若い社員に上司や他の先輩社員の悪口を聞かせたり、「ダルいよな」とか「メンドくせーよな」などのネガティブなことを四六時中いうのです。
また、このようなネガティブ発言をすることで、この先輩社員は「分かってる人」や「話せる人」だと、若い社員に思われたい節もあります。
入社したばかりの若い社員にとっては驚くことですし、ストレスを感じてしまうことです。
社会人としてスタートしたばかりの若者が、同じような会社への感情を持っているはずがありません。
よくこんな会社入ったよなと言ってしまう
入社試験を受けて入社したばかりの若者に対して、言ってはいけないネガティブ発言です。
「なんでこんな会社入ったの?」や「この会社に未来なんてないよ」など、次から次へとネガティブな発言をします。
こんなことを言われてしまった若い社員は、お先真っ暗な気持ちになってしまいますし、恥ずかしい気持ちにもなるでしょう…。
また、両親に申し訳ない気持ちになるかもしれません…。
他にも「何でこんな仕事がしたかったの?」とか言ってしまいます。新入社員にとって、社会人のスタートを切った途端にこんなこと言われたら、会社を辞めたくもなるものです。
しかし、こういった発言をする先輩社員は会社を辞めません…。
辞めるつもりもないのに「会社やめるかな」とか言ってしまう
今まで私が働いてきた全ての会社に必ず1人はいました。
「会社辞めるかなぁ~」とか言う割に全く辞めない先輩社員、これは本当にヤル気のない会社員に多い特徴です。
行動力もありしっかり将来を考えている人は、会社が嫌なら愚痴も言わずに転職します。いちいち何年も何十年も「会社辞めるかなぁ~」など言いません。
先輩社員から毎日のように「会社辞めるかなぁ~」と聞かされる若い社員は、本当に仕事をやりづらいですし苦痛です。
毎日食事に付き合わされる
特に独身の先輩社員に多いですが、毎日のように食事に誘う人もいます。そして必ず、後輩としか食事に行きません。
食事に行っては上司や同僚の悪口ばかりで、愚痴を何時間も聞かされてしまいます。
若い社員にとっては、やっと会社から解放された時間から、夜中まで毎晩のようにネガティブな話を聞かされるので本当にキツいことです。
毎日食事に行くと出費が月に数万円単位になります。人の愚痴を聞きながらお金を払うという最悪のことです。
ネガティブな先輩社員への対策
こういったネガティブな先輩社員にはどう対応するべきか。とにかく入ったばかりの会社なのでトラブルは起こしたくない、でも我慢できないときの対処とは。
思い切って上司に相談
もう、洗いざらい上司に相談してしまうのも1つの方法です。
上司は、しっかりとその問題ある先輩社員の勤務態度などを把握している場合がありますが、何も問題が起きていないため、その先輩社員に注意できません。
しかし、その先輩社員に悩まされている若い社員がいるなら、上司も注意するなり然るべき処置ができるのです。
この方法は、告げ口みたいで嫌だと感じる人が多いと思います。しかし、せっかく頑張って入った会社なのですから、そんなやる気の無いネガティブな先輩社員と一緒にいるのは悪影響でしかありません。
しかし、上司によって何も言えない人や、先輩社員よりヤル気の感じられない人もいます。
しっかりと普段の上司を様子を観察し、改善に向けてくれる人なのか、そうでない人なのかを見極めたいところです。
社会人になる前の若い人達が思っているほど、上司というのは頼りがいがある人は多くはありません。
嫌われてると思わせる
この方法は、もう自分で解決してしまうということです。
ネガティブな先輩社員というのは、新入社員などの職場のことを知らない人へ近づきます。
新入社員にとっては、会社の先輩でしかも歳が離れていたら、その人の話を聞いてしまうのは当然です。
しかし、会社に慣れてくると「あの先輩の言っていることって、ホント?」となります。でも、もう仲良くしているので、しつこく付きまとわれるでしょう。
そうなると、他の先輩社員と会話したり食事に行ったりしただけで嫌な顔をされ、次の日にその会話や食事をした先輩の悪口が始まります。
こんなことを繰り返されると、もう会社なんて行きたくありません。でも、頑張って入った会社なので、ここはハッキリと「もう悪口とか聞くのは嫌です。面倒くさいから…」と言ってみることです。
自分の言うことは必ず聞くと思っていた先輩社員は、その言葉に驚いてもう個人的には話してこなくなるでしょう。
怒られたらどうしよう?と思うかもしれませんが、怒ってくれたほうが話し掛けてこなくなると思います。
「もう悪口とか聞くのは嫌です」と正しいことを言って怒られるのだから、気にすることではありませんし、先輩社員自身も恥ずかしいことをしていたと考えるかもしれません。
しかし、ハッキリと言うのは気が引けるという人が多いと思います。
ネガティブな話や人の悪口には、返事をせずにツマラナそうな顔を見せてみるのも効果的。会話中のそういった表情を気にする人は意外と多くいるのです。
我慢しなくたっていい!退職や転職を検討する
これが、1番の方法なのかもしれません。
ネガティブな先輩社員は会社を辞めません。会社を辞めないということは、ずっと同じ会社の社員です。部署が変わろうが転勤しようが…。
そういった社員を雇う余裕がある会社には、同じような社員が何人もいます。各部署に1人ずつ振り分けてるのではないか、と思えるほど本当にバランスよくいるのです(人事は凄い)。
毎日のようにネガティブな発言を聞かされると、今度は自分がそのストレスを若い人へにぶつけてしまう、ということが起きているのかもしれません。
とにかく、同じ会社には同じような人が多くなるのです。
今は、優秀で若い人材を求めている優良な企業が多くあります。最初に入った会社に違和感があるなら、退職・転職も考えるべきかもしれません。
退職や転職を支援してくれるサービスとは
入ったばかりの仕事は辞めづらいと考える人も多いのはないでしょうか。
ここでは、退職や転職を支援してくれるサービスを紹介します。
全てを代行?「退職代行サービス」
退職代行サービスは、その名の通り自分の代わりに退職の意思を会社へ伝えてくれるサービスです。
以下のような方にオススメのサービス!
- 退職の意思を上司へ伝えられずに困っている…
- 退職の意思を伝えたのに辞めさせてもらえない…
- 後味が悪い退職ではなく円満退職を目指したい!
また、ただ会社へ退職を伝えるだけのサービスではなく、さまざまなサポートを受けられます。
- 退職書類のやり取りなども任せられる
- 保険証などの面倒な事務手続き方法も教えてくれる
- 会社の人と会うことも話すこともなく退職可能
- 有休休暇の取得連絡もしてくれる
- サービスによっては弁護士や労働組合が会社と交渉してくれる
関連記事:退職代行サービスおすすめ12選!失敗のないサービスの料金比較!
自分に合った環境に転職できる「転職エージェント」
転職エージェントは、自分のスキルや知識を活かせたり、自分に合った働き方ができたりする企業への転職を目指せるサービスです。
各サービスで、非公開求人を保有しているので、一般的な求人情報には載っていない求人から転職先を紹介してもらえるのが特徴です。
関連記事:20代の転職・就職支援サービス7選!フリーターやニートもOK!
まとめ
ネガティブな先輩社員についての対策でした。
会社に苦手な人がいるとします。その人だけと思っていたら、同じような先輩が社内には結構いるものです。
先輩社員にハッキリ言える人はいいですが、そうでない人が多いと思います。そして、そのうち自分もそんな先輩社員になってしまうかもしれません。
そうなる前に転職を考えるのいいかもしれません。その転職もしっかり準備しないと後悔することになります。支援サービスなどもあるので活用してはいかがでしょうか。