私は40代前半で会社を辞めました。
会社を辞めたいけど辞められない…、と過去にはいつも考えていた自分ですが、なぜ会社を辞められないと考えていたか。
以前、普通にサラリーマンとして生活していた自分は、会社を辞めても生活できるとは全く考えていませんでした。
しかし、私は会社を辞めようと決心できたのは、とにかく会社を辞めたいというよりも、自分には何ができるのかを真剣に考えたからだと思います。
一つのことを考え続けると、なにかできるような(会社を辞めれるような)気がしてきたということです。
私が考える「40代で退職するデメリット」を挙げていきたいと思います。
もし、会社をすぐにでも辞めたい方がいましたら、デメリットだけを考えみて解決できないことがあるなら、解決できる目途が立つまで退職を考え直すことをおすすめします。
会社を辞めるデメリット
40代で家族持ちの私が退職前に考えていたデメリットの一部です。
- 家族を養えない
- 住宅や自動車など、ローンが払えない
- 社会的地位を失う
- 友だちが減ってしまう?
- 人脈がなくなる?
それぞれについて、私が考えたことなどを挙げていきましょう。
家族を養っていけない
会社を辞めるとすぐに定期収入がなくなります。
退職後に、どうやって安定したお金を稼ぐかを考えておかなければいけません。
自分の中で、退職後の具体的な収入源を見つけられているかがポイントです。
収入源が思いつかず不安があるなら退職することは諦めてください。
自分が不安なら家族はもっと不安を感じます。
40代で退職することを家族から完全に理解してもらうのは非常に困難であることは理解しておきましょう。
関連記事:退職したいと家族を説得!反対されず納得してもらう2つのポイント!具体例も紹介
ローンが払えなくなる
住宅ローンやマイカーローン、さらには保険も払っていかなければなりません。
当然ですが、支払っていけなら退職を考え直す必要があります。
しかし、月々のローンの支払いを続けられる明確な理由、かつ家族を説得できるなら問題ありません。
私は、住宅ローンが残っていたのでマンションを売却しました。マンションを売却してもローンが完済できないなら、退職は先送りしていたと思います。
社会的地位がなくなる(ローンが組めないなど)
信用ある組織に属していないとローンを組めないことがほとんどです。
さらにクレジットカードやキャッシングなどの申し込みも、退職後しばらくは利用できないと考えておきましょう。
会社の人がいなくなると友だちがいなくなる?
会社以外に友人と呼べる存在がいないなら、場合によってはその退職を考え直したした方がいいとは思います。
しかし実際、40代になると会社以外に友人がいたとしても毎日顔を合わせることはありません。
会社の人は仕事を通じて毎日のように一緒にいるので、その関係がなくなるから寂しく感じるのです。
もし本当に友だちといえる人が会社にいるなら、年に1回くらい食事をする程度がちょうどいい付き合いなのかもしれません。
40代はほとんどの時間を会社の仕事に時間を費やし、たまに家族との時間を楽しめる感じではないでしょうか?
今まで築き上げた仕事や人脈はどうなる
もともと、会社で築いた仕事や人脈は会社のお陰で会社のものです。
さまざまな仕事に携わりいろいろな人と知り合い、さらにその知り合いを紹介してもらうなど会社にいると本当に幅広い人脈ができます。
しかし、それは退職でなくなると考えた方がいいでしょう。これがどうしても捨てられないなら退職は考え直しましょう。
ただ、会社を辞めることによって新しい出会いがあるのは間違いありません。
私は以前にも(20年前位)会社を辞めたことがありますが、行動範囲が広がり本当にいろいろな人達と知り合いました。
まとめ
考えるときりがないくらい退職によるメリットは出てきます。
ただ、デメリットやリスクと考えていることも、一つひとつ整理して対策すれば解決できるかもしれません。
考えるだけでは不安しか生まれないのです。
どうしても会社の人や仕事内容で、理不尽に感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、会社からの給料で生活してしる関係上、自分だけが快適に会社生活を送るのは難しいことです。
社員の全員が平等で同じ立場や待遇で働くことはできません。
そのため不満を抱え我慢して会社にいても、ほぼ間違いなく自分にとって都合のいい会社員生活は送れなのです。
同じ環境に身を置き続ければ、その不満は解決に向かうことなく大きくなっていきます。
職場環境に我慢するのか、退職のデメリットを受け入れるのか。
もちろんお金の心配はありますが、まずデメリットを解決できるかを整理してから行動に移すことを検討しましょう。