会社を辞めたくても、退職の意志が固まらず悩んでいる人も多いでしょう。
退職の意思決定は、上司に退職を申し入れる前のタイミングで固めておく必要がります。
意思がブレている状態で上司に退職を申し出るのは、相談の意味合いが強くなるので引き止められる可能性が高くなるのです。
このページでは、どのタイミング退職の意思を固めるべきかを解説し、上司に退職を申し出る前まで準備すべき3つのことを紹介します。
退職の意思を固めるタイミングは次の目標に合わせて決定!
退職の意思を固めるタイミングは、次の目標に前向きな気持になったときです。
いつまでに何をスタートさせたいか、今の会社で引き継ぎなどの残務処理にどれくらいの期間が必要か、などを逆算し決めていきます。
また、転職するなら退職してから再就職までどの程度の期間を空けるか、フリーランスや起業するならどの程度の準備期間が必要なのかも考慮しておきましょう。
退職の意思を上司に伝えても、スムーズに受け入れてくれず引き止められる可能性も考えられることです。しかし、前向きな退職理由があり意思が固いことが伝われば、意外と簡単に受け入れてくれるケースもあります。
上司に退職を伝えるまでに準備すべき3つのこと
退職の決意を固め、上司に意思を伝えるまでにすべきことは以下の通りです。
- 退職する理由をもう1度振り返る
- 退職金や失業手当でどれくらい生活できるか
- 家族に退職の意思を伝える
ここでは、それぞれについて説明します。
退職する理由をもう1度振り返る
何が実際の会社を辞めたい理由なのかを振り返り、本当に退職すベきか振り返って考えてみましょう。
頭の中で考えるのもいいですが、思いついたことを箇条書きして洗い出しでみてください。
例えば、1つでも退職することで前向きな気持ちになる項目があるなら退職決定と自分なりに決めて、振り返ってみましょう。
また、今のかいしゃでの5年後・10年後などのキャリアプランを想像してみてください。
会社の上司や先輩に「こんな人になりたい」「尊敬できる」「この人と一生仕事をしたい」など、考える人がいるなら今の会社で働き続けても良いキャリアを積める可能性があります。
見当たらないなら、今の会社では自分が望むキャリアを送れないかもしれません。同じ会社や組織にいれば、ほとんど同じようなキャリアになる傾向があります。退職を検討しましょう。
会社を辞めようと考えるきっかけは、人間関係や労働環境などさまざま。しかし、重要なのはきっかけではなく、退職の意思を固めた時点での気持ちが前向きなのかです。
退職の意思が固まってから上司に退職を申し出るまで期間が空いたなら、伝える前にもう1度だけ退職する理由を振り返ってみてください。
退職金や失業手当でどれくらい生活できるか
退職金や失業手当で、収入がなくてもどれくらい生活できるかを考えましょう。
退職金の計算方法は、社内規定や労働規約や就業規則などで確認できます。退職金は、自己都合と会社都合で計算方法が違うことが一般的です。
自分の意思で会社を辞める場合は、自己都合になります。
また、自己都合の場合は失業手当の支給まで約3カ月必要なので、退職金で3カ月暮らせれば何とか生活はできるということです。
これにより、退職から再就職や独立まで何をすべきか、計画しやすくなります。
家族に退職の意思を伝える
結婚しているなら家族、独身はケースにもよりますが、彼氏彼女などのパートナーや両親などにも相談しなければならないケースもあります。
とくに家族は会社の給料で生活しているので、「今日会社辞めた」では家庭崩壊です。事前に退職の意思を家族に伝える必要があります。
ただ、ほとんどの場合は反対されますし、理由を聞かれるのも当然です。
会社を辞めてからの前向きな気持ちや、具体的な計画を伝えることで家族も少しは理解してくれる方向に傾くと思いますが、完全に理解を得るのは非常に難しいことです。
関連記事:退職したいと家族を説得!反対されず納得してもらう2つのポイント!具体例も紹介
まとめ:上司に退職を伝える前の準備は重要!
退職の意思を固めるタイミングは、次の目標に向けての前向きな気持になったときです。具体的で前向きな理由があれば、上司に退職を引き止められることを防げるでしょう。
ただ、上司に退職を申し出る直前に、もう1度だけ辞めたい理由について振り返ってみてください。振り返ってみて、退職することで1つでも自分が前向きな気持ちになる項目があるなら退職を検討しましょう。