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少年スポーツ(スポ少)で保護者の自宅アドバイスは迷惑?言うべきでない5つのこと

少年スポーツ(スポ少)で保護者の自宅アドバイスは迷惑?教えるべきでない5つのこと 少年スポーツ

少年スポーツ(スポ少)では所属するチームや団体での指導のほか、自宅で両親がそのスポーツについて子供にアドバイスするケースもあります。

この自宅での「アドバイス」は、良いのか?悪いのか?

前提として、少しでも我が子を上達させたい「親心」は理解できまます。さらに、子供に対し真剣に向き合っている証拠とも言えるでしょう。

ただ、少年スポーツでは、保護者による自宅アドバイスはやめたほうが良いケースもあります。

家庭それぞれの考えや育て方なので「絶対に」とは言えませんが、それにより子供がつらい思いをすることも少なくありません。

この記事では、自宅でアドバイスすべきでない5つのことを考えていきます。

保護者が自宅でアドバイスすべきでない5つのことや理由

保護者が自宅でアドバイスすべきでない5つのことや理由

少年スポーツ(スポ少)で、保護者が子供に自宅でアドバイスすべきでない5つのことや理由は以下などです。

  • 大人になってから得た経験したことがない知識
  • 指導者に怒られた意味を間違えて教えること
  • 「お前がやらなきゃ勝てない!」というアドバイス
  • 試合内容について怒ること
  • 親への感謝を教えること

大人になってから得た経験したことがない知識

自分の経験以外のスポーツの知識を教えるのは避けたほうがいいでしょう。

例えば、ネットや本で得たスポーツの技術や有名プロ選手が語っていた内容など、今の時代はスポーツの技術やメンタルの話は容易に調べられます。

その話をそのまま自分の子供に伝えるのは避けるべきです。

まず、プロ選手はそのスポーツを極めた多くの経験があります。その経験から得た技術や知識を語ってるので、経験がない保護者が子供に上手く伝えられるわけがありません。

小学生くらいの子供に自分の経験でもないプロ選手の技術や振る舞いを教えても、具体的なイメージを促すことはできません。

いくら親のアドバイスでも混乱するだけです。

指導者に怒られた意味を間違えて教えること

少年スポーツにおいて指導者が怒る理由は、手を抜いたプレーや集中していない振る舞いをしたことに対してです。

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練習や試合中に、「ボーとして周りを見ていない」「話も聞いていない」「声も出さない」「返事をしない」など、練習や試合に集中していないから怒られている可能性があります。

それなのに保護者は誤った解釈をして、練習や試合後に「積極的にイケってことだぞ!」とアドバイスを送ると、子供はどう考えるでしょう。

集中力やスポーツの動き方が備わっていない子供に「積極的にイケ!」と言ってはいけません。怪我をするリスクがあります

まず、団体スポーツで声を出す理由を伝え理解させ、自分の手を抜いた集中していないプレーが、どれだけ練習や試合に悪影響を与えるかを教えるほうが大切です。

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「お前がやらなきゃ勝てない!」というアドバイス

「お前がやらなきゃ勝てないぞ!」団体スポーツにおいて保護者が子供にするアドバイスで、この言葉こそ試合を壊している可能性があります

このアドバイスは、保護者が自分の子供だけに「活躍してほしい」「目立ってほしい」という考えがあるものです。

チームとして練習を重ねてきたことが、この無責任な発言で無題てパーになる可能性があり、サッカーやバスケなどのゴールを狙う球技では、特にこの傾向があります。

例えば、試合になると急にパスを出さずに1人で無謀に突っ込み、ボールを取られカウンターで失点するシーンがあります。バスケではまず確実に失点につながるでしょう。

1人で試合を決められる子供は稀にしかいませんし、もし試合に出ている全員の保護者が「お前がやらなきゃ勝てない!」と子供に伝えていたら試合にはなりません。

さらに、「そういう気持ちで試合に集中しろ」という意味ならいいかもしれませんが、「他の奴に任せてもダメだから、お前がシュートを決めろ!」などは控えるべきです。

一緒に練習してきた仲間のことを言うのは少年スポーツでは早いですし、そう子供に考えさせるのはチームのためにはなりません。

試合で選手の動きを見ればわかるものです。自宅でのアドバイスが過剰な選手は、試合中も親の顔ばかり見て窮屈そうにプレーしています。

勝てる試合も勝てなくなりますし、楽しんでスポーツできない子供が一番可哀想です。

指導者に怒られ親にも睨まれてやる少年スポーツは、やらされているだけの習いごとです…。

少年スポーツ(スポ少)で保護者の「積極的に行け!」は無責任?チームへの影響とは
少年スポーツの試合では保護者が自分の子供に向って「積極的に行けぇー!」や「やり切れー!」など大声で叫んでいるシーンを見かけることはないでしょうか。今回は、保護者が試合中に自分の子供に叫ぶ言葉は、どのような問題があるのかを考えていきます。

試合内容について怒ること

試合後、毎回家に帰ると親から怒られるのは、スポーツをやること自体が恐怖でしかありません。

試合後は指導者から怒られ、家に帰っても親に怒られ、練習でも怒られ…、子供の気持ちで考えると、もうそのスポーツを続ける理由がなくなってしまいます。

小学生くらいの子供にとっては、家は自分でいられる唯一の居場所です。そこだけが外での緊張感ある生活から解放される場所といえます。

練習や試合で嫌なことがあって落ち込んでいても、家ではいつものようにリラックスできる環境にしておくことが大切です。どんなことがあった日でも「家に帰ればリセットできる」と思わせる環境が子供にとっては必要といえます。

自分の子供なので、自分も同じくらいの子供の頃は同じようなミスをしていたかもしれません。

そのミスを怒るより、自分はどうやってミスしないように準備していたかを話し合ったほうが、子供が成長できるきっかけを与えられるのではないでしょうか。

これは、自分の経験を子供に直接伝えられる機会です。本当に経験したことは、子供にはとてもよく伝わります

親への感謝を教えること

親への感謝の気持ちは、親が子供に強要することではありません。

親への感謝は、子供自身が意識し気づくことです。親への感謝は本人に任せましょう

小学生くらいの子供にとって、今まで普通に一緒に居た家族から、突然「親に感謝しろ!」と言われると混乱します。急に孤独を感じてしまうかもしれません。

これは、少年スポーツでは指導者が「親には感謝しなさい」ということが多く、それを耳にした保護者がことある毎に「親に感謝してないからできないんだぞ!」など言ってしまうのです。

感謝の気持ちは凄く大切。しかし、親が子供に「親に感謝しろ!」と言うより、親が楽しい時間をくれる子供に感謝すべきではないでしょうか。

ということは、保護者はそのスポーツの指導者や練習場、試合運営の人に感謝するべきです。

自分の親が他人へ感謝している姿を見ると、子供も少しずつ「感謝」の意味を考えるかもしれません。

子供に「感謝してます」と言われたいなら、子供本人が気づくまで待ちましょう。

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少年スポーツ(スポ少)では「選手ファースト」という言葉を耳にすることがあります。ただ、重要なのは、そのスポーツを楽しむための環境をつくってくれている人たちへの感謝です。団体競技においての「選手ファースト」について考えていきましょう。

まとめ

少年スポーツにおける保護者の自宅アドバイス、教えない方がいいことや理由でした。

自分の子供なので、何をアドバイスしても自由なのかもしれません。しかし、少年スポーツ、団体スポーツという性質上、指導者(他人の大人)を尊重するのが大前提です。

少年スポーツは、保護者が教えたりアドバイスしたりするよりも、意識と気付きが一番重要だと考えています。○○を達成するには、○○が必要だときっかけを与えることです。

保護者が子供にできるのは、教えるのではなく伝えることだと思います。

それは技術的なことではなく、指導者やそのスポーツから学べることを、理解し実践する方法を自分の経験をもって考え伝えることです。