職場の人間関係や仕事内容での悩みなどを、「誰かに相談したい」と考えている社会人も多いでしょう。
悩みは、誰かに相談することで必ず解決できることなのでしょうか?
相談する相手や伝え方にもよりますが、相談相手から的外れなアドバイスや期待外れの意見を受けることも少なくありません。
このページでは、相談したときに受ける「よくある的外れな意見」を紹介し、いったい誰に相談するのがいいのかを考えていきます。
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相談時に受ける的外れなアドバイスや期待外れの意見
悩みがあり相談するときは、職場の上司や先輩、同僚などさまざまな人が思い浮かびます。また、知人や友人、家族にも相談することもあるでしょう。
ただ、すべての人が悩みの解決につながる意見をくれるわけではありません。
ここでは、相談時にありがちな、的外れなアドバイスや意見を考えてみましょう。
「気にするな」「よくあること」
人間関係に悩んで、どうしようもない気持ちで相談したのに「気にするな」とアドバイスを受けても、解決にもならなければ参考にもなりません。「そんなことじゃ社会人としてやってけない」などの厳しい意見もあります。
「我慢しな」「考えが甘い」「レベルが低い」
我慢できないから相談しているのに「我慢しろ」といわれても…。また「自分も同じようなことがあったけど我慢した」など、自分の経験を参考に伝えてくる人もいます。甘いやレベルが低いといわれていまうと、それ自体が新たな悩みになるでしょう。
「わかるよ」
何を相談しても「わかる」と、同意しかしない人もいます。アドバイスや意見をくれるのではなく、愚痴を聞くように話を聞いてあげている感覚の人です。相談した人はすっきりするかもしれませんが、解決にはつながりません。
「そんなことで悩む?」
人それぞれ悩みやすいことや感じ方は異なります。そんなことで悩む?といわれては、バカにされた気分にすらなってしまうでしょう。
「そんなの言い返してやりな」
人間関係などの悩みを相談すると、ありがちなアドバイスではないでしょうか。ただ、言い返すのはコミュニケーションです。人間関係が悪いと感じる相手とコミュニケーションが取れているなら、そもそも悩んでいません。
このように、悩みを相談することは、悩みの解決につながらないケースが多くあります。では、会社や職場の悩みは誰に相談すべきなのでしょうか。
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会社や職場の悩みを相談すべき人とは
会社や職場の悩みを相談すべき人は、上司です。
例えば、人間関係を解決するには、転勤や異動がもっとも有効な方法となります。仕事内容や量も、最終的には上司の判断です。
それ以外の人に会社や職場の相談をするのは、愚痴や悪口につながるケースもあります。気持ちはすっきりするかもしれませんが、解決にはつながりません。
ただ、上司が悩みのタネの場合は、話が変わります。
さらに上の上司に相談する方法もありますが、ほとんどのケースで解決にはいたりません。さらに、相談したことで居づらくなることもあります。
同僚同士で上司の悪口をいってストレスを解消する方法もありますが、一時的なリフレッシュであり、解消にはなりません。
上司が悩みのタネの場合は解決が難しいので、自分に合った会社へ転職することも検討しましょう。