約20年間お世話になった会社を退職し、無職で1年間くらいが経過しました。
40代で退職し、再就職しないで1年経ったら、どのような状況になるのでしょうか。
退職したときの家庭構成は、妻と2人の子供(高校生と中学生)。一般的には、まだまだ仕事を頑張る必要がある状況での退職でした。
会社を辞めたときは「前向き」な気持ちでしたが、1年経った今は前向きな気持ちを維持できているのでしょうか。
それとも、絶望?終了?か、正直な気持ちをブログで綴っていこうと思います。
フリーランスと会社員の違いは?働き方に迷っている人へ向け徹底比較
40代で退職して1年間無職で生活した家族持ちの男のブログ!
会社を辞めて、良かったと思えることもあれば、悪かったと思えることもありました。
ここでは、退職後1年くらい経過した今の、時間・お金・気持ちの問題など、現状や心境を正直に紹介します。
時間の問題
- 自分で自由に時間を調整できるようになった
- 休日の質が高くなった
- 時間の貴重さを再確認できた
- ただ、やることが多くても暇と感じるときがある
1年が経過して時間の現状
とにかく、会社を辞めて最初に感じたことは「自分で時間調整できる」ということです。
家族の用事とかで時間を取られることはありますが、それは別に嫌なことでもありませんし、当たり前のことなので全然気になりません。
職種や職場環境にもよりますが会社員の頃は、ほぼ24時間、会社の携帯電話を気にする必要があったので、正直休日の質がまるで違います。
完全に「自由」を感じられる休日です。こんな休日は恐らく社会人になってからは経験したことのない休日となりました。
また、私は会社を辞めたと同時に5つのブログを作りましたが、これも自宅に居ながら長時間書くことができるので、本当に時間の貴重さを再認識できるようになったのです。
通勤時間で往復1時間とか2時間とかは、どれだけ無駄なんだろうと考えられるようになりました(時間だけに関しての考えです。仕事やお金が無駄という考えはではありません)。
1年が経過して時間の心境
やることが多くても「時間はいくらでもあるから今度やろう」という考えが出てしまっているので、時間をもっと効率良く使えるような改善が必要かもしれません。
正直「ヒマ」と考えてしまう時間が増えている気もするので、これからの課題は、いかに暇を感じないで生活できるかです。
お金の問題
- 退職金やマンションを売ったお金で何とかなっている
- 月に10万円前後は稼げる
1年が経過してお金の現状
お金の面では、何とかなっています。
これから会社を辞めようと考えている人は、1番気になることではないでしょうか。
私の場合は退職金のほか、マンションを売ったお金があるので参考にならないかもしれません。
我が家は現状、妻の収入を中心に、私のまったく安定しないブログやライターでの月10万くらいの収入と退職金を切り崩す感じで生活しています。
今の私は「無職で嫁の給料で生活している最低野郎…」ということになりますし、我が家の現状を聞いた人は間違いなくそう感じるはずです…。
1年が経過してお金の心境
まだ、そんなに心配はありませんが、収入が少ないことには危機感があります。
これから子供にお金がかかるので、収入を上げられるようにしたいです。
毎日作業しているので、本当に微々たるものですが収入は右肩上がりなので、この気持ちをキープしたいと考えています。
気持ちの問題
- 何とかなるという気持ちもある
- 無職という肩書が少しだけ気になる
1年が経過して気持ちの現状
とにかく、お金が足りなければバイトすればいいですし、そのバイトだって沢山あります。
しかし、「無職」という現状がありますので、少しでも早く開業できるようにしたいと思います(退職2年目に開業しました)。
私自身の考えでは、無職という肩書のない人間でもいいのですが、家族にとっては良いことではありません。
最近では少なくなりましたが、職業を聞いてくる人がいます。私に直接聞いてくるなら問題ありませんが、子供にまで聞いてくる子供の友達の保護者もいるようです。
私は自分の置かれている状況を何とも思っていません。ただ、家族は私が無職というのは他人に聞かれたくないことではないでしょうか。
1年が経過して気持ちの心境
とにかく早く開業し、無職ではないという肩書を付けようと思います。
妻や子供に嫌な思いをさせてしまっているかもしれないということが、今1番気になることです。
まだまだ「会社を辞める」ということ自体が「悪」と考えている人が多いですし、会社を辞めた途端に収入がまったくなくなると考えている人も少なくありません。
だからこそ、自分のためだけでなく、家族のために「肩書」を手に入れようと考えています(退職2年目に開業しました)。
後悔したのは1つ 失業手当を申請しなかったこと
後悔したことは会社を辞めたことではなく、職業安定所(ハローワーク)に行かなかったことです。
ハローワークに行ってなので、失業手当の申請をしてません…。
なんで失業手当を申請しなかったのか
友人や知人などに「何で行かなかったのっ!?」といわれますが、就職するつもりがなかったので行かなかっただけです。
失業手当は「再就職の意思がある人」しか貰えないので、私には就職する意思がなかったのでハローワークには行きませんでした。
まあ就職の意思の有無は関係なく手続きすれば貰えるかもしれませんが、そのお金を貰ってしまうと私はその分サボってしまいそうな気がしたので…。
さらに細かくいうと、不正受給になる可能性もあると考えたのです。
大袈裟ですが、生活保護が一部不正受給とかニュースなどで話題になってますが、この失業手当も立派な不正受給だと考えていました。
例えば、今まで生活保護の不正受給を避難していたとします。それは、その不正受給した人が間違っていると考えたからです。
しかし、会社を辞めて申請すれば失業手当を貰えると考え、再就職の意思が無いのに嘘をついてお金を貰ってしまったとき、その自分が考えていた不正受給した間違った人と同じ振る舞いをしたことになると考えました。
とにかく、私はこの「失業手当受給」の条件に当てはまらないと考え、ハローワークには行きませんでした…。
結果 すごく後悔したが乗り越えた…
申請期限が過ぎると「なんでハローワーク行かなかったのでろう…」という後悔の気持ちです。
友人などに「そんなのみんな行ってるよ」「給料から雇用保険払ってたんだから当然だから」などいわれます。
そういわれると、20年くらいは雇用保険を払っていたので、申請期限が過ぎて貰えるはずのお金を受け取らなかったことには後悔しました。
「やっぱり行ってればよかったかな?」「そうだよ雇用保険引かれてたじゃん」など、考えてしまい後悔してしまったのです。
しかし、退職から1年経った時点では後悔してませんし、行かなくて良かったとも考えられるようになりました…。
家族には本当に申し訳ないし苦労をかけることになるかもしれませんが、自分は就職の意思がまったくないので失業ではなく開業準備中ということです。
再就職するくらいなら会社を辞めていません。転職したって自分は自分なんで大きく変わることはないと思ってます。
40代で退職した後の「お金がピンチ!」は絶望でも終了ではない
40代で退職し無職になると「お金がピンチ」となることもあるかもしれませんが、絶望でも終了でもありません。
お金がピンチなら、すぐにお金が入る日払いや日雇いのバイトをやれば乗り越えられます。
誰かに借りたりキャッシングローンを利用する方法もありますが、そのときは乗り越えられても結果的に返済することになるので、その後はより多くのお金を稼がなければなりません。
数日間だけ働いて乗り切れる可能性があるなら、まずはすぐお金になることから優先して行動しましょう。
今まで会社員として働き、役職が付くなどして「バイトにはちょっと抵抗がある」というプライドがあるかもしれません。
ただ、同じような境遇でバイトをしている人は多くいます。深夜帯のバイトでは、会社員として働きながら副業・Wワークで働いている人も少なくありません。
関連記事:工場・倉庫で物流ピッキングのバイト体験!どんな仕事でどんな人が働いている?
会社を辞めれば自由な時間ができます。そのため、働き方も自分で自由に決めることができるのです。
起業したりフリーランスとして活動したりするにしても、軌道に乗せるまではそれなりの時間がかかります。お金が足りないときは、日払いや日雇いなどの即日お金が手に入るバイトなどで乗り越えればいいだけです。
また、現在ではすぐに日払いの求人が探せるサービスもあるので、簡単に仕事を受けることができます。
例えば、求人情報まとめサイトのラコットは、会員登録しなくても日払いや日雇いの仕事を探せるサービスです。トップページの下のほうに「特集から探す」というメニューがあるので「日払い」「日雇い」から、仕事を選べます。
このように、お金が足りないときはバイトでしのぎつつ自分で稼ぐ方法を増やしていけば、40代で退職したからといって絶望でも終了ではありません。
結局会社を辞めて1年 どうにかなったのか?
退職後1年は無職でもどうにかなります。絶望でも終了でもありません。
私は退職金で暮らせましたし、もし再就職を望んでいるなら「失業手当」もプラスすれば1年は暮らせるでしょう。今の会社を辞めて、すぐに転職するならお金への影響はほとんどありません。
ただ、さらにもう1年を無職で過ごすのは無理だと思います。何かをしないと、どうにかなりません。
退職後の1年は、いろいろなことに気がつけた貴重な1年間だったと思います。
とくにお金に対する考えかたの大切さです。会社員時代は本当に無駄遣いが多かったことに気がつきました。
しかし、その無駄遣いと仕事が心のバランスを保っていたのも事実なのですが…。
会社を辞めなければ知れないことが、本当に多くありました。それだけで、この1年間は私に必要だった期間と考えています。