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【府中三億円事件を計画・実行したのは私です。】の感想レビュー|公表されていない遺留品?犯人しか知り得ない事実とは

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【府中三億円事件を計画・実行したのは私です。】というタイトルで、あの有名な未解決事件をやったのは自分、という感じのタイトルに惹かれ買いました。

この三億円事件は、警察官で白バイ隊員の息子(事件数日後自殺したとされている)がもっとも怪しいと世間では認識されています。

これは、恐らくドラマとか小説などで、「白バイ隊員の息子」が題材にされている作品が多いことから、一般的な意見になっているのでしょう。

実際は【未解決事件】です。我々一般人が犯人を知る由もありませんし、テレビや新聞などメディアを通じて得た情報を自分なりに想像して考えることしかできません。

そんな未解決事件「三億円事件」をやったのは私です。という本を読まない手はないと思い、早速読んでみたので感想レビューを書き留めていこうと思います。

「公表されていない遺留品」とは!?「犯人しか知り得ない事実」とは!

府中三億円事件を計画・実行したの私です。 の構成や著者などについて

府中三億円事件を計画・実行したの私です。 の著者などについて

出版社ポプラ社
本のタイトル府中三億円事件を計画・実行したのは私です。
著者白田
発売日2018年12月7日
Kindle版(電子書籍)有り

ここでは、三億円事件とは何か簡単に触れ、著書「府中三億円事件を計画・実行したの私です。」の構成や著者などについて紹介します。

三億円事件とは

【三億円事件】と聞いて、若い世代の人たちは耳にしたことがない方もいると思います。私もまだ生まれていない50年も前の未解決事件です。

どんな事件だったかを簡単に、本の前書きから引用させていただきます。

この事件をご存じない方のために‥‥‥。

府中三億円事件とは、一九六八年十二月十日に東京府中市で起きた窃盗事件です。東京芝浦電気従業員へのボーナスが、偽の白バイ隊員によって現金輸送車ごと奪われたというもの。その額は、現金強奪事件としては日本最高額である三億円(現在の貨幣価値にして約二十億円)。

一九七五年十二月十日に公訴時効。
一九八八年十二月十日に民事時効。

完全犯罪と呼ばれている事件。

書籍【府中三億円事件を計画・実行したのは私です。】より引用

私と同世代(40代)の人やそれ以上の方は、誰もが耳にしたことがある歴史に残る未解決事件です。

この事件に纏わる書籍やドラマなどは、数え切れないくらいの作品があります。

しかし、この本では「私です」と、自分が三億円事件をやったというタイトルになっているので、どうしても読みたくなりました。

本の構成

「まえがき」と「あとがき」以外は、小説のような書き綴りで非常に読みやすく、一気に読めてしまう構成です。

セリフ部分が多くを占め、登場人物の様子が掴みやすく普段から本読む人はもちろん、本を全く読まない人でも、かなり読み進めやすい構成になっている本だと感じました。

表紙は有名な偽白バイ隊員のモンタージュで、顔の部分がタイトルで隠されているデザインです。

本自体の表面がかた過ぎずに柔軟性があるので、このサイズの本にしては姿勢を選ばずに楽な体勢で読むことができます。読みやすさに関しては最高です!

ゆっくり読み進めても、時間があれば1日で読み終えることができる構成になっています。

著者について

著者は「白田」と名乗っています。

白田氏は三億円事件を計画し実行したと、この本で告白した人物です。

府中三億円事件を計画・実行したの私です。のおもな内容や感想レビューなど

府中三億円事件を計画・実行したの私です。のおもな内容や感想レビューなど

ネタバレ的なことは書きません。

本の流れは、事件を計画しようとしたきっかけや、その当時の人間関係、そして気持ちの変化などが分かりやすく描かれ読み進めやすいです。

人との出会いや関係性によって徐々に犯行計画が現実味を帯びていく様子や、誰がどのように準備し、どのような人間を利用して、事件当日はどのような行動をしたのかも詳しく書かれています。

一般的に今まで1番怪しいと思っていた「白バイ隊員の息子」がどのように関わり、どんな人物だったのかも書かれているので必見です

そして、若いときに誰もが考えてしまうような他人に対する感情なども、現実とかけ離れることなく入り込みやすい内容になっています。

本の中には「世間に公表されていない遺留品」「犯人しか知り得ない事実」も書かれており読み応えのある一冊です。

府中三億円事件を計画・実行したの私です。感想レビューのまとめ

府中三億円事件を計画・実行したの私です。感想レビューのまとめ

この本の内容は本当かもしれませんし、本当ではないかもしれません。どちらにしても「本」という媒体の情報です。

否定的に読み進めようが、信用して読み進めようが、この本に書かれている内容は、本としては面白いものだと思います。

こういった内容の本は人それぞれの意見がありますが、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。

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