私が退職した会社の上司や先輩、同僚や後輩など、辞めたのにも関わらず色々な人からゴルフに誘われます。
辞めた会社の人たちなので、乗り気になれないことや誘われるのは社交辞令と考え、しばらくの間は断り続けていました。
そんなある日、具体的な日時と場所まで決めて連絡がきたのです…。
最初は断ろうと思いましたが、ゴルフをやりたいという欲求を我慢できず誘いに乗ることに…。せっかく予約してくれたので…。
このページでは、なぜ会社を辞めた私をゴルフに誘うのかを考えていきます。
会社員時代にゴルフを始めたきっかけ
会社員時代にゴルフを始めたきっかけは、上司にほぼ無理やり連れて行かれたことです。
最初は断り続けていました。休日にわざわざ会社の人と過ごすのは嫌だったことや、毎回数万円も使うのは考えられなかったからです。
そんな私に対し上司は「ゴルフくらいやらないとダメだ」と…。
当時は意味がわかっていませんでしたが、勝手に予約され無理やり連れてかれた初めてのゴルフで、私はゴルフの魅力に取り憑かれてしまいました。
その日のゴルフセットは、会社の人たちが使っていたお古をかき集めてくれたものです。ウェアやシューズ、ゴルフボールなどは、前日の夜にスポーツ店で単純に安いから買ったものでした。
しかし、初めてのゴルフの帰り道、私はゴルフショップで一式揃えことに…。
始めたきっかけは勝手に予約され無理やり連れて行かれたことですが、ゴルフを通して得たものを考えれば感謝しかありません。
会社員時代に考えていた会社員としてのゴルフの2つの魅力
会社員のとき、会社員として感じていたゴルフの魅力は以下2点です。
- 仕事がスムーズになる
- 仕事以外の話をすることでその人との親密度が上がる
会社員時代は、上司や先輩、関連会社の人たちとゴルフへ行くのは仕事のためというのが大部分でした。
仕事がスムーズになる
会社員時代は、ゴルフお誘われれば仕事がない限り必ず行ってました。
ゴルフが好きというのもありますが、会社の上司や先輩、関連会社の人などと一緒にゴルフをプレーすることで、仕事がスムーズになるからです。
相談に乗ってくれたり、手を貸してくれたり、仕事面でのメリットが多くあります。
ゴルフ場で仕事を依頼されることや依頼することなどもあり、「こんな仕事のやり方があるのか」と感じることも多かったです。
仕事以外の話をすることでその人との親密度が上がる
ゴルフでは、会社関係の人たちと仕事以外の話もできるので、親密度が上がります。
休日に上司や先輩。関連会社の人などに会いたくないというの人がほとんどではないでしょうか?
ただ、休日にゴルフへ行って1日中一緒にいると、仕事以外の会話も弾みます。これがその上司や先輩を嫌いにならずにいられる重要なポイントなのかもしれません。
私がいた会社は、上司や先輩がどんな人か知っておかないと、すぐに嫌いになってしまうくらい厳しい会社でした。
私もゴルフを始める前は例外なく上司や先輩が嫌いでしたが、一緒にゴルフへ行くようになると、嫌いだった上司や先輩が普通の考えを持っている普通の人間なんだと気づくことができたのです。
それだけ会社とゴルフでの上司や先輩は別人でした。
ゴルフにより、会社でも遠慮なく上司や先輩に相談やお願いができるようになり、会社が嫌な場所ではなくなったのです。
退職後ゴルフに誘われた理由を自分なりに考えた
会社を辞めた私をゴルフに誘うメリットはまったくありません。
なぜ上司や先輩は、私を誘ってくれたのか?ゴルフに行く前に感じた私なりの考えとまとめてみました。
単純に私とゴルフをしたいから?
これはあるかもしれませんが、わざわざもう一緒に仕事をするはずがない私を誘うでしょうか?私と交流を深めても上司にも先輩にもまったくメリットがありません。これは違うのかなと思います。
メンバーが足りなくなったから…?
これはあります。よくある話です。その日は4人で周りましたが、もしかしたら誰か来れなくなったかもしれません。でも3週間くらい前に連絡が来たので、違うような気もします‥。
上司と先輩が会社を辞めた私をゴルフに誘った1の理由
ゴルフの後、食事に行きました。会社員時代は、ゴルフの後は食事に行くのが恒例行事です。
この日は仕事を辞めた自分が食事までいくのは申し訳ないような気がしたのでお断りしましたが、「これがメインじゃん」と強引に誘ってくれたので結局行くこと…。
上司や先輩がなぜ会社を辞めた私を誘ったのかというと、心配してくれていたからです。
私は突然会社を辞めました。それを心配してくれていたのです…。そんな人がいたなんて、私はまったく気づきませんでした…。
私は会社の誰にも相談せず会社を辞めています。そのため、どちらかというと不義理をして後ろめたい気持ちでした。
そんな私に、上司は「何もしてやれなかった」と謝ってきたのです。そして言葉を選ぶように「どうして相談してくれなかった?辞めなくて済む方法もあったよな?」といってくれました。
しかし、私は自分の考えで前向きに退職したので、会社がとか上司がとか職場がとか嫌で辞めたわけではありません。
でも、きちんと説明せずに会社を去った自分が1番ダメだったと気づくことができました。
20年近くもお世話になったにも関わらず、相談なく突然退職してしまい周りの人たちの気持ちを混乱させていたのです。
今まで普通に会話し仕事をしていた後輩が何の相談もなく会社を辞めたら誰だって心配してしまうと、私は一切考えていませんでした…。
帰り際、上司が「もし仕事に困ったら、バンバン仕事やるから連絡してこい」といってくれましたが、私は聞えない振りをして振り返らずに歩きつづけました。
ゴルフ仲間は素晴らしかった!
この上司がどういう意図で私をゴルフに誘ったのかはハッキリしませんが、今回ゴルフに誘われてなければ突然会社を辞めたことで間接的に人を裏切っていたことに気づけませんでした。
退職後は凄く充実しているとか楽しいとか感じていたのですが、別の場所で私のことを気にかけ心配してくれている人がいたのです…。
もちろん、仕事を一緒にすることはもう二度とありませんが、今回ゴルフに誘われて色々な話をしたことで今までにないくらいのやる気をもらえたような気がします。
さすが上司!会社を辞めてもやる気をくれました。嘘かもしれませんが自分を心配してくれる人がいたので、もうがむしゃらに頑張るしかないと強い決意が生まれたような気がします。
同じ会社で働いていただけでは、こうはなっていません。ゴルフ仲間は素晴らしかった!ということです。