今回は「清原和博 告白」を読んだので、感想レビューを書いていきます。
この本は発売されたばかりの本なので、内容については触れません。どうのような感じや流れで清原元選手(以下、清原選手)が「告白」しているのかを、伝えられればと思っています。
ドラフト会議や桑田選手、巨人に移籍してからのこと、そしてあの事件について、いったいどのように告白しているのでしょうか。
清原和博 告白
本の構成
この本は記者が清原選手と実際に会い取材した内容を構成し書籍にした本です。
そのため、取材中の清原選手の様子や、語る内容によっての表情や仕草の変化なども織り込まれています。
また、画像が多く使われており、高校時代の懐かしいものからプロ野球を引退するまでの数多くの写真を見ながら、清原選手の「告白」を読み進められるのも魅力です。
著者などについて
著者:清原和博
1967年8月18日、大阪府で生まれる。小学3年生から野球を始め高校時代はPL学園で5季連続(1年生の夏、2年生の春・夏、3年生の春・夏)甲子園大会に出場している。その5回出場の成績がまた凄く、優勝2回(1年生の夏、3年生の夏)、準優勝2回(2年生の春夏)を記録している。個人成績でも甲子園通算本塁打13本という歴代1位の記録を保持している。
プロ野球時代は、1986年ドラフトを経て西武に入団、1997年FAで巨人に移籍、2006年オリックスへ移籍、2008年に引退。
西武時代には中心選手として6度の日本一を経験在籍11年で329本塁打、巨人時代在籍9年間で185本塁打、オリックス時代在籍2年で11本塁打を記録し、通算本塁打数525本(歴代5位)。
2016年2月、覚醒剤取締法違反で逮捕され、懲役2年6カ月・執行猶予4年という有罪判決を受ける。
参考:「清原和博 告白」
私の年代(40代)にとって清原選手は甲子園の大スターで、小学校当時に野球をやっていた私や周りの友達にとってもスターでした。
高校野球の名門PL学園で投手の桑田選手と共に「KKコンビ」と称されて輝かしい成績を残した清原選手、あれ以来甲子園を湧かせた多くの有名選手がいましたが、バッターで清原選手ほど見ていて興奮した選手は出てきていないと思います。
この話は要らないかもしれませんが小学校時代、私の周りではほとんどが清原派でした。桑田派は少数でした…。
取材・構成:鈴木忠平
1977年千葉県生まれ。「Number」編集部所属で、主な著書に「清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実」
主な内容と感想レビュー
少年時代から現在までを思い出しながら振り返える「自叙伝」のような内容です。
あの美しい右方向への打法がどのように生まれたのかという秘話や、1年生から甲子園で活躍していた時期の寮生活の話など、けっこう「そうだったのか」と思える興味深い話が書かれています。
もちろん、桑田選手・ドラフト・巨人・番長イメージ・引退・逮捕のことも語られていますので、個人的には読み応えがある内容でした。
そして取材・構成した鈴木氏が、文中に清原選手の語っている様子や仕草を織り込み、どんな感情で語っているのかも想像でき、より読み応えを感じられます。
そして本の題名である「告白」、清原選手はこの本を通じていったい何を告白するのでしょうか。
まとめ
野球少年だった私にとって、甲子園で活躍している時から清原選手のファンです。巨人に移籍したときも、私は巨人ファンではないのに清原選手だけは応援していました。それくらい長年応援できた選手はいません。
しかし、高校時代と西武ルーキー時代の清原選手の印象が凄過ぎて、正直巨人時代のことはもう忘れていました。そしてこの本「清原和博 告白」を読んで、懐かしい人だと認識してしまったのです。
逮捕されてからはもちろん、逮捕される少し前からほぼテレビで見た記憶もないので…。凄く前に応援していた野球選手という感情で本を読み進めました。
結局読み終えて私の中で清原選手は、甲子園で活躍した懐かしい大スターという印象です。清原選手を思い出したい方にもオススメします。