少年スポーツ(スポ少)や中学の部活などにおいて、大きな声で怒っている監督やコーチを目にすることがあります。
これってパワハラじゃ?と考える前に、怒る指導者の気持ちを考えてみましょう。
もちろん、理不尽な指導者は実際に存在します。
ただ、少年スポーツ(スポ少)で【怒る=パワハラ】と考えるのは、違うケースもあるかもしれません。
私個人の考えですが、参考にしてください。
この記事は、暴言や暴力についての記事ではありません。それについては、関連記事をご確認ください。
少年スポーツ(スポ少)の指導者はどんなことで怒るのか
ここでは、少年スポーツ(スポ少)においての指導者についてです。
私は今まで自分が子供の時代から自分の子供の時代まで、さまざまな指導者を見てきました。
本当に素晴らしい指導者ばかりでしたし、今でも当時を思い出し感謝しかありません。
私の子供は中学の部活をやってますので、試合を観に行くことがあります。
やはり試合会場は指導者の熱の入った怒鳴り声が飛び交い、中には怒る指導者もいます。
その内容は
- 声を出せ!
- やる気あるのか!
- 集中しろ!
一番多いのが「声を出せ!」という怒鳴り声です。
全く声が出ていない試合をよく目にすることがあります。試合中は指導者の声しか聞こえないという本当に異様な試合です。
集中せずにサボるようなプレーは、観ている側からしてみれば一目瞭然です。スポーツの試合中に声が出ていないのに集中なんてできるるわけがないんです。
関連記事:なんでスポーツで大声を出すの?声を出す6つメリットと自然に声を出すための方法
怒鳴られる理由
まず声を出さないのは、返事もできないし挨拶もできるわけがありません。
ですから試合中ではなくても、声を出せない時点で怒鳴られるのは当たり前です。
声を出し集中して練習や試合をして欲しいと頼んでいるのに、頷くだけで返事もしないし声も出さない選手に対して声を掛けない指導者なんていません。
教えたことをやってないから怒るというより、教えたことを理解しているかがハッキリしないから怒るのです。
返事をしないと何も分かりません。人は自分が思ってるほど人の心など分かりません。
だからといって適当に返事だけしてると、「返事はいらないからやれ!」となります…。
「怒られる」をどう捉えるか
怒られた場合、その理由をその場のことだけではなく、さかのぼって考えるしかありません。
「返事をしっかりしていたか」「挨拶をキチンとしたか」「指導されたことを理解してたか」などを考えると、その理由が分かってくるはずです。
声を出すのが苦手なら、自分で決めた意味のある言葉を少しずつ出してみて下さい。
カラオケでテンション上がるように、声を出すのが楽しくなれば試合でも自然に声がでるはずです。
声を出せば集中力も増し、やる気もでるので、声を出すことで怒られることのほとんどが解決できるケースもあります。
「怒る」を理解する気持ち
指導者に言われたことは、常に気を配り実行することが重要です。
指導者にも自分の夢や目標があって教えているケースもありますが、ボランティアであるにも関わらず自身が経験した全てを教えてくれています。
その指導者に対し、挨拶も返事もしなということは正しい振る舞いではありません。
指導者は子供たちが考えている以上に真剣に指導しています。それに応えるには、声が必要です。
指導者は自分の教えたことが「全員に行き届いたか」「本当に理解したのか」不安を感じています。
そのため、少し声を大きくして(怒って)確認しているのです。
まとめ
スポーツで怒るのは必要ないという意見は聞かれますが、それはある程度の年齢からの世界の話かもしれません。
楽しいことをするには、競技以外でもさまざまなルールを守る必要があります。
それを嫌われながらでも指導してくれているのが少年スポーツの指導者です。
真剣に人へ大切なことを伝えようとするとき、人によっては声が大きくなってしまいます。それを怒っているとは思わずに、教えてくれていると考えてみてみましょう。
また、怒るというより大きな声で怒鳴って指導する監督やコーチは、そういう指導方法しかできない人です。別に常に怒ってるというわけではありません。
ただ、試合でのミスや自分の思い通りのプレーができていない、などに対しての暴言や暴力は論外です。必要ありません。