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少年スポーツ(スポ少)でミスをしたら動けなくなる理由?プロスポーツ観戦の視点を変えて学ぶべき行動

少年スポーツ(スポ少)でミスをしたら動けなくなる理由?プロスポーツ観戦の視点を変えて学ぶべき行動 少年スポーツ

少年スポーツでは、「ミスをした後に、動けなくなってしまう」選手がいます。

例えば、野球ならエラーしたとき、バスケットボールやサッカーなら、ボールを取られたり・パスカットされたり・シュートを外したりしたときです。

少年スポーツでは、他にもさまざまなシーンで行動を止めてしまう選手がいます。

こういった行為は、試合の勝敗に直接影響するので、チームに1人でもいると試合を有利に進めることが難しくなるのです。

今回は、ミスによるミスを犯してしまいやすいシーンと、その原因や改善方法、プロスポーツから学ぶべきことなどを考えます。

ミスはどのようなシーンで起こるのか

少年スポーツに限らず、スポーツでは試合中にミスが起きます。そして、そのミスが原因で勝敗が決するのも多くあることです。

少年スポーツでは、どのようなシーンでミスが起きるのでしょうか。ここでは、野球・バスケットボール・サッカーなどで考えていきます。

エラー

主に、野球の守備で起きるのがエラーです。

エラーしたときは、すぐにボールを拾ったり、ベースカバーに入ったりなど対処をする必要があります。

ボールを奪われる

バスケットボールやサッカーで起きるのが、ドリブル中などにボールを奪われるということです。

すぐにボールを奪った相手に追いつき回り込んだり、自陣戻って守備をしたりする必要があります。

また、ドリブルをミスして相手ボールになってしまったケースでも、同じことが言えます。

パスやシュートをミスする

パスミスやシュートミスも、バスケットボールやサッカーで起きるものです。

ミスをした後には、すぐにボールを奪いに行くか、守備に回る必要があります。

転んでしまう

これはどんなスポーツにもあり得ることでしょう。

「転ぶのはしょうがない」と言う人が多くいますが、スポーツの試合中に転んでしまうのはミスです。

転んだときは、すぐに立ち上がりプレーに戻る必要があります。

ミスをした後に取ってしまう問題行動とは

少年スポーツにミスは付きのもですが、その直後の対応に問題があり失点などに繋がることが多くあります。

その特徴的な行動とは、どのようなものなのでしょうか。

下を見て動かない

ミスした後、すぐに動かずに数秒間うつむいてしまう選手です。すぐに動きださなければ、失点に繋がってしまいます

照れ笑いや苦笑いして動かない

ミスをした後、笑って誤魔化す選手です。

笑っている間も試合は動いているので、失点に繋がる行為といえます。

監督やコーチ、保護者の方を見て動かない

ミスをした時に、ベンチや保護者席に目をやる選手です。

試合は止まっていないので、すぐに動きだす必要があります

グローブや手足を見たり触ったりし動かない

野球でいえばグローブを見て動かなかったり、バスケットボールなどでは手や足を見たりし、ミスした後は動かない選手です。

また、体が痛い素振りを見せるなどして、そのミスの原因を周りに伝えようとする選手もいます。

ミスをした後の問題行動により起きてしまう問題?

ミスをした後の問題行動によって起きてしまう「問題」とは、どのようなものがあるのでしょうか?

失点に繋がる

全てのスポーツに言えることです。ミスをした後のミスは、勝敗を決してしまうものです。

ファールが多くなる

バスケットボールやサッカーでは、ミスした後の行動が遅れたことでファールを犯してしまうことが目立ちます。

相手に追いつけないため、強引にボールを奪おうと手や足を出してしまうのが原因です。

ファールをしなければいけない、という状況になる前に動き出すことが大切といえます。

チームのファールも増える

チームのファールも増えます。

そこでのミスによる行動の遅れが、他の選手のカバーなどの動きへも影響してしまうため、強引にボールを奪おうとなどしてしまい、味方チームのファールも多くなってしまうのです。

チームの士気が下がる

誰でもミスはします。しかし、ミスの後の行動が遅いという選手は「誰でも」とは言えません

「あいつの所でボールを奪われるとヤバい」という雰囲気になってしまうと、他の選手がイライラしたり、余計なカバーが増えてスタミナが消耗してしまったりなど影響があります。

そのような行動を試合中に何度の繰り返すことにより、チームの士気はその試合では持ち直すことが出来なくなるのです。

なぜミスした後にすぐ行動できないのか

どうして少年スポーツでは、ミスした後に行動を止めてしまう選手がいるのでしょうか。

集中していない

試合に気持ちが入り込めていないということです。ミスをする原因にもなることといえます。

集中していれば、ミスを誤魔化したり恥ずかしがったりする暇はありません。

人の目ばかり気にしている

指導者や自分の親、チームメイトなどが見ているということばかり気にしてしまい、ミスをしたときはその人たちをどう誤魔化そうか、と考えてしまうためです。

しかし、ミスは誰でもしますし、誤魔化しようはありません。

自信を持ち過ぎている

少年スポーツでは、もちろん自信を持って試合に臨むべきですし、自信がなければ試合には出ない方が良いとも言えます。

しかし、過剰な自信はミスをした後の行動を遅らせるせてしまうのです。

自分はミスするはずがないと考えていると、自分のミスが「ハプニング」や「トラブル」と感じてしまい、パニック状態になり動けなくなってしまうのです。

ミスの後に行動を止めないための考え方

ミスをした後にすぐ動けるようにするためには、試合中の考え方を変えてみたり、その選手への振る舞い方を変えてみたりなどしてみましょう。

試合は集中するのが当たり前と考える

もちろん練習も集中するのが当たり前ですが、試合ではよく「平常心で」や「緊張するな」などいわれます。

しかし、試合時は普段の平常心で臨むものではない、と考えています。

少年スポーツでは、「試合中の平常心」というものがあり、その気持ちを作って試合に臨むべきです。

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また、緊張もするべきことだと考えています。

これは、普段の自分ではないような気持ちの入ったプレーを可能にしてくれる大切なことです。

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子供を褒めすぎない

これは、保護者が子供を褒めすぎると起きてしまうことです。

子供は親から褒められると、嬉しいと感じると共に、失敗はできないという感情も生まれます

自分の実力以上に褒められると、がっかりさせないためと考えたり、自分を実力以上に見続けて欲しいと考えたりなどして、ミスをしたことを誤魔化したり言い訳する原因を探したりするようになるのです。

自分の子供を褒めて、自信をつけさせたり、喜ばせたりしようとした言動が、逆に子供へはプレッシャーとしか受け取れないことがあります。

スポーツは相手があってのものですので、過剰に褒めすぎると子供が苦労してしまうケースがあるのです。

試合中に孤立させない

元気がないチームでは、ミスをした選手に声を掛け励ますようなことはありません。

そうすると、ミスをした選手は孤立してしまった気持ちになり、次々にミスを繰り返してしまいます

ミスをしてしまった選手へは「ドンマイ!」や「大丈夫!」など声を掛けるようにしましょう。

そうやって声を掛けてもらうことで、集中し動きが良くなったり、他の選手へのフォローが良くなったりするものです。

ミスは試合には付きものですので、そのミスまでも利用しチームの士気を上げようと考えましょう

味方のミスがきっかけとなって負けることもありますが、味方のミスがきっかけでチームが勢いづき勝利するケースもあるのです。

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ミスした後の行動を指導する

少年スポーツの練習は、技術などを上達させるためや、ミスを減らすことを目的としています。

しかし、ミスをした後にどのような気持ちで、どのような動きをするのかなどを、常日頃から指導するべきです。

ミスした選手へのカバーなどは練習で指導されますが、ミスした選手の心構えを指導しているケースは極めて少ないといえます。

試合中にミスをした選手は、その後の振る舞い方を理解していない場合、何度でもミスをしてしまう精神状態になってしまうのです。

プロスポーツを観戦するポイントを変えてみる

プロスポーツを観戦する目的は、人それぞれだと思います。

ほとんどのケースでは、贔屓にしているチームを応援したり、そのスポーツ自体が大好きで観戦したりではないでしょうか。

しかし、ちょっとだけ違う目線で観戦してみてください。

例えば、バスケットボールやサッカーなどで、ミスをしてボールを奪われるなどした選手の奪われた後の動きです。

また、フェイントや接触プレイでバランスを崩し転倒してしまった選手の、転倒した後の動きなども見てみましょう。

選手のミスを見てミスをしないようになるための参考にするのではなく、ミスをした後の動きこそ参考となる動きなのです。

プロスポーツでは、ミスした後の動きが物凄く素早く「さすがプロ」というべきプレーが多くあるので参考にしましょう。

まとめ

スポーツでミスが起きるのは当たり前のことです。

その当たり前に起きてしまうことへの対応を練習・指導しておくことで、今まで勝てなかった試合にも勝てる要因を作ることができるようになります。

ミスを減らすことは、技術や精神面を鍛えるしかありません。

しかし、ミスは必ず起きることだと常に意識して、ミスの後の行動を意識して練習や試合に臨むように心掛けましょう。