「先輩社員に話しかけられない…話しかけただけで怒られそう…」
「同期は普通に話しかけている…自分と何が違うのだろう…」
新入社員や若い社員の中には、職場で先輩や上司へ「話しかけられない…」という人も多いでしょう。
同期入社が先輩や上司と話しているのを見ると「出遅れてしまった…」「自分は嫌われている…」など考えてしまうものです。
しかし、自分から話せないことや、相手から話しかけられないことには原因があるかもしれません。
このページでは、先輩や上司とコミュニケーションが取れない原因を紹介し、改善すべきポイントを解説します
先輩や上司との会話に悩み落ち込んでいるなら、参考にしてください。
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先輩や上司に話しかけられない3つの理由
先輩や上司に話しかけられないことには、思い込みが関係している可能性があります。
以下3つの話かけられないと考えてしまう原因、思い当たることはないでしょうか。
【話しかけられない3つの理由】
- 嫌われているかもしれない…と考えてしまう
- 話しかけられないから…話しかけられない
- そもそも話しかけ方がわからない…
それぞれの具体的な理由などを紹介しましょう。
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嫌われているかもしれない…と考えてしまう
単純に嫌われている気がする…、と考えてしまい話かけられない人も多いでしょう。
先輩や上司と、ほかの同期とは親しく会話し業務上コミュニケーションもスムーズなのに、自分は会話どころか仕事の話もしたことがないというケースもあります。
そのため「嫌われているかもしれない…」と考えてしまっているだけかもしれません。
自分だけと考えることが、さらに話せなくなる原因につながります。
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話しかけてこないから…
先輩や上司が自分に話しかけてこないため、「嫌われている…」と考えてしまうケースもあります。
ほかの同期には話しかけるのに、自分には話しかけてこないと感じることはありませんか?
話しかけられないのは自分が嫌われていると思い込むことも、自分から話しかけられなくなるきっかけになります。
そもそも話しかけ方がわからない…
話したくても、そもそも先輩や上司にどうやって話しかければいいのかわからない人もいるでしょう。
「今、話しかけていいのかな?」「話しかけづらい」と感じる先輩や上司も少なくありません。
以前、勇気を出して話しかけたのに無視された経験があるなら、なおさらに話しかけづらいものです。
仕事を進める上で話しかける必要があっても話せないなら、業務への影響も出てしまいます。
先輩や上司が話しかけてこない2つの理由
先輩や上司が話しかけてこない理由は、自分で考えている原因とは違う可能性があります。
【話かけてこない理由】
- 話しかけられないから話しかけないだけ
- 嫌われていると感じているから
先輩や上司も、新入社員や若い社員と同じようなことを考えています。
話しかけられないから話しかけないだけ
先輩や上司のほうにも、人によっては若い社員へ話しかけない人もいます。
そもそも業務上では、教育係など以外では新入社員と話さなけれないけないシーンはほとんどありません。
なかには積極的にコミュニケーションを取る先輩や上司もいますが、仕事の質問でもしない限り会話をしない先輩や上司も珍しくないのです。
同じチームやグループになると、今まで全く話したこともなかった先輩でも普通に会話するようになることもあります。
嫌われていると感じているから
嫌われていると感じるのは、なにも若い社員だけではありません。
先輩や上司でも、気にする人は気にするものです。
若い社員と同様「若い社員に話しかけられない…嫌われている?」と考え、話しかけてこないこともあります。
性格や考え方は人それぞれなので、先輩や上司でも若い社員に気を遣っている人も多いのです。
先輩や上司と話せるようになる2つの振る舞い方!
先輩や上司と自然に話せるようにするには、以下の振る舞いを意識しましょう。
- 「おはようございます」朝の挨拶
- 先輩や上司へは「リアクション」する
2つの振る舞いを意識するだけで、「話しかけられない」が著しく改善するケースもあるので実践することをおすすめします。
「おはようございます」朝の挨拶
朝、「おはようございます」の挨拶を忘れていませんか?
また、挨拶する習慣がなかったり相手から挨拶してこなければ何も言わなかったりなど、心当たりはないでしょうか。
社会人では、挨拶しなくても「挨拶しろ!」と怒られることはほとんどありません。そのため「しなくていい」と考えてしまう人も多いでしょう。
しかし、朝の挨拶はその先輩や上司と会話するきっかけです。
挨拶してくる後輩とそうでない後輩とでは、どちらに話しかけますか?そしてどちらに仕事を頼みやすいと感じるでしょうか?
挨拶は言われなくてもするのがマナーです。今でこそ「挨拶ぐらいしろっ!」と怒る先輩や上司は少なくなりましたが、挨拶は怒られなければしなくていいとはなりません。
朝の挨拶も会話のひとつなので、挨拶を繰り返すだけで自然とコミュニケーションが取れるようになるのです。
また、無視されたら恥ずかしいなどと考え、挨拶しない若い会社員の話をよく耳にします。会社組織で働いていたいなら考え方を改めたほうがいいでしょう。
関連記事:新人必見!職場に馴染むなら「おはようございます」が重要!同期と差を生む挨拶
先輩や上司へは「リアクション」する
先輩や上司からのアクションには、「リアクション」する習慣をつけましょう。
例えば先輩が職場で「〇〇を頼める人いる?」と言ったとき、下を向いたり聞こえない振りをしたりなど積極的に関わらないようにすることはないでしょうか?
また、先輩や上司からメールやチャットで複数人に向けて質問や依頼などのアクションをしても、誰かがやるだろうと考えリアクションしないことはないですか?
何も言われないし怒られないから大丈夫と考え、先輩や上司のアクションにリアクションしないのは、自らコミュニケーションの機会を潰す行為です。
先輩や上司は、メールやチャットの作成に少なからず時間をかけています。それに対して、リアクションした社員と無視した社員が同じように会話してもらえるはずがありません。
多数に話しかけた場合にでも、返事も反応もしない若い社員に話しかけたいと感じるでしょうか?
先輩や上司のアクションには、複数人が対象でも必ずリアクションしましょう。
先輩や上司から無視されてる…対処法!退職や転職を検討
先輩や上司からの嫌がらせで、本当に無視されているケースもあるかもしれません。
世の中には、本当に理不尽な職場は多くあります。そのような状況になってまで、その職場で働く理由はありません。
我慢して働き続ければメンタルヘルスの問題など、取り返しのつかないことになる可能性もあります。
嫌がらせによって先輩や上司に無視されているなら、対策を考える時間など無駄です。
自分と合わない人間に対してに解決策を求めずに、前向きな気持ちで退職し転職することをおすすめします。
そんな職場で悩みながら働き続けることは幸せとはいえません。新しい環境を手に入れで、健やかな人生を取り戻しましょう。
ただ、嫌な会社を退職できない理由に、再就職できるかという不安もあります。
昨今ではさまざまな転職支援サービスがあるため、自分にとっても企業にとってもミスマッチのない転職が可能です。仕事のスキルや経験だけでなく、職場環境や働き方が合った職場への転職が叶う可能性があります。
人間関係など解決できない悩みで消耗し続けるくらいなら、嫌な会社を辞めて転職したほうが健やかな生活を送れるようになるでしょう。
ただ、転職を検討するにも不安がつきものです。関連記事「転職が不安すぎる…不安に感じやすいことや不安を解消・解決する方法」では、不安を解消し転職活動を有利に進めるための方法を解説しているので参考にしてみてください。
まとめ:先輩や上司には2つの振る舞い方を意識しましょう
話しかけづらい先輩や上司とコミュニケーションを取れるようになる2つ振る舞い方は以下の2つです。
- 「おはようございます」朝の挨拶
- 先輩や上司の質問や依頼にリアクションする
話しかけられるのは、話しかけやすさも重要です。そのきっかけは先輩や上司ではなく自分であると意識しましょう。
先輩や上司に話しかけられないなどの悩みがあると、仕事にも集中できなくモチベーションも低下します。
コミュニケーションが円滑になると仕事が進めやすくなるだけではありません。嘘のよう仕事にやりがいを感じるようになるので、まずは朝の挨拶から始めてみましょう。
ただ、人間関係はどう頑張っても改善できないこともあります。どうしても我慢できないなら、嫌な会社を辞めて自分に合う会社へ転職することも検討しましょう。