少年スポーツ(スポ少)では、試合中に自分を客観的に見るのも大切ですが、多少勘違いしたほうが良いパフォーマンスができることもあります。
試合中に「自分が一番下手くそだ…恥ずかしい…」や「自分なんて人数合わせで出てるだけだ…帰りたい…」とか「みんな自分をバカにしているはずだ…腹が立つ…」など考えては、良い結果がでません。
練習中は「自分なんかまだまだ足りない」という気持ちは大切です。
しかし、試合中にはネガティブなことが考えず、超ポジティブに自信を持つことで、さまざまな好影響を得られます。
この記事では、試合中の「良い勘違い」について考えていきましょう。
自信を持ってプレーする3つのコツ!「試合中は勘違い」した状態を保つ
試合では、当然相手チームの選手達は必死で自分たちのチームに勝とうとします。
そのような相手と試合をするのに自分に自信がなかったら、満足いく結果を得るのは難しいでしょう。
では、具体的に、どのように自信を持てば良いのでしょうか。
- 試合前に集中力を高める
- 練習でやってきた経験を信じて戦う
- 余計な声は気にしない
試合前に集中力を高める
とにかく良い感じで「勘違い」するには、試合開始直前までに集中力を高めておく必要があります。
集中力がもっとも高くなるのは試合開始時です。試合が経過するに連れ集中力は低下します。
試合中は声を出し続けて、集中力を持続するのが重要です。
集中して試合に臨むからこそ、勘違いした状態でのプレーができます。
練習でやってきた経験を信じて戦う
他人より優れているとか秀てるとか思い込む「勘違い」わけではなく、自分の練習経験で得たことによる成長を信じて戦うことです。
集中している選手は「相手チームのほうが強そうだから何もできない」とか「どうせ本気で戦っても勝てない‥」など、弱気には簡単にはなりません。
「俺だってやってやる!」という強い気持ちを持てるはずです。そして、今までの経験を信じて自分は絶対に通用するし負けないという思いで相手チームと戦うことができます。
自分は絶対に負けないとチーム全員が思い続けて試合をすると、必ずどこかで流れがくるはずです。試合の流れは自分たちで引き寄せるしかありません。
余計な声は気にしない
試合中には指導者や保護者などの怒鳴り声で、さまざまな言葉が飛び交います。
もちろん、試合中なので指導者からの指示は確実に聞く必要がありますし、保護者の応援や控え選手からの応援も聞こえれば励みになります。
しかし、指導者や父母からの叱責や暴言は、試合中は聞き流して心に溜めないようにしましょう。
集中しているとは、それ以上ない状態です。その状態のときに叱責されても、それ以上のパフォーマンスなどできません。
集中時の指導者からの叱責や暴言には、会場全体に響き渡るような大きな声で、元気よく「はい!」と言って話を切るのも大切なスキルです。
まともに暴言を聞いてしまうと、一気に集中力が低下します。暴言は気にせず試合に集中しましょう。
ただ、叱責や暴言は、集中していないと判断されたときがほとんどです。
キチンとした指導者なら、集中している選手のミスに叱責や暴言を吐くことは通常ありません。
また、試合中の指示は確実に聞きましょう。怒鳴り声を上げていても指示を出している場合も多いので注意が必要です。
結局 「試合中の良い意味での勘違い」とは
「自分には練習で積み重ねられた経験すべてを発揮できる才能がある、だから試合では自分が1番上手いし何をやっても成功させる自信がある」
という気持ちを誰よりも強く持つという「勘違い」です。
それを試合の最後まで保つことができれば、良いパフォーマンスができるでしょう。
誰にも気持ちでは負けないという状態に持っていくことで、ミスを恐れる弱気や相手チームへの恐怖心が排除できます。
それにより試合に勝つ可能性を高められるのです。
まとめ:今できるすべてを出せる才能を信じて試合に臨もう!
とにかく、試合では自信を持って戦うことです。
試合に出れるということは、自分を選んでくれた人がいることも意識してみてください。
選ばれた立ち場なのだから、試合で弱気などあってはいけません。あって良いのは自信だけです。
練習中は何かを求め追い続ける気持ちも必要ですが、試合ではそのときの自分を出すしかありません。
先輩や上級生から見たら下手かもしれません。でも自分は今できる全てを出す才能があるんだ!と、強い気持ちで自分に納得できるプレーができれば素晴らしいことではないでしょうか。
そのときの自分に最高の敬意を払い、最高に自信を持って試合に挑むだけです。それが素晴らしい自分への「勘違い」になります!